DETAIL
自ら動きだす子どもを育てたいと願い、「自然とともに育つ」と「こどもに本物を」を合い言葉に40余年にわたって実践と研究を積み重ねてきた著者。本書に収録した4・5歳児クラスの実践記録からは、体と心を躍動させて育つ子どもたちの姿と保育者とのかかわり、環境・文化が果たす役割が浮かび上がってきます。勅使千鶴氏による解説つき。
本書発刊に寄せて(ひかり保育園園長 伏見昭道)
はじめに
1 身体も心も思いっきり動かして育ちあうたんぽぽ組(4歳児クラス)
たんぽぽ組の始まりの日/とにかく遊ぶ、遊ぶ、遊ぶ/生活が変わる―自分のことは自分で/お昼寝の魔法/春の散歩はうれしい/生き物が一つずつ仲間入りして/ドッジボールに夢中になる/イチゴ事件/ようじのこと/描くことは思いを語ること/コマに挑戦/うたのある暮らし
2 天狗と一緒にもっともっともっとと挑戦し続けるすみれ組(5歳児クラス)
すみれ組になった喜びを胸に/たんぽぽ笛はおもしろい/ふれあい公園へ/グループ、当番、決まる/お泊まり保育に向かう/県民の森へ/市民プールに通う/がんばろう会に向かう/竹馬に乗る/しゅんと、がんばる/どこまで歩ける会/竹馬に夢中になる/自分たちで遊ぶものは自分たちで作る/卒園に向かう/天狗にもらった力はみんなの宝もの
3 「あたりまえの暮らし」が息づく保育を求めて
「食べること」が楽しみに/伝承あそび/リズムは楽しい/描くこと・つくること
おわりに―保育に生きる