DETAIL
乳幼児の自我の育ちと保育の構造、保育制度についてのお話が人気の著者による異色エッセイ集。ひたむきな青年たちの姿をさわやかに描きだす。
第1話 みんな悩んで大人になっていく
「まあいろいろありまして」
青年は荒野をめざして旅に出る
子どもたちに救われた「ハーモニカ事件」
ひとことも言葉が交わせなかったジュンコとのこと
人は、人に出会って、大人になっていく
第2話 若木は嵐に育てられ、自分らしく伸びていく
国立大学を卒業して幼稚園教員になるということ
ある母親から寄せられた一通の手紙
先生も入ってのイジメでは?
そうなんです。私も困ってるんです。
たかが犬ごっこ、されど犬ごっこ
書き続けることで自分を変えたKさん
若木は嵐に育てられ伸びていく
第3話 それでも自分らしく生きていきたい
「空とぶライオン」の哀しさ・つらさ
学校的価値が肥大化する社会の中で
「いい子」はつらいよ
「いい子」が自分を変えるとき
勇気をもつのはいいけれど
私は、いつも学校がきらいでした
それでも自分らしく生きていきたい
第4話 みんな同じ時代を生きている
子どもの発達における「個人の物語」と「社会の物語」
若者のなかにある「むなしさ」と「明るさ」
私にはこれがよく分からない
「自分自身の幸福」を第一義に考える若者たち
現代の「幸福のものさし」をどう描くか
京大大学院生、競輪学校へ
振り返ったらただ、風が吹いているだけ
ズレの中に未来を拓く可能性をみる
「教えるとは希望を語ること」とはいうけれど
みんな同じ時代を生きている
おわりに