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保育士1人で1歳児6人、5歳児30人……。こんな時代遅れの保育士配置基準、もういい加減、変えてほしい。保育士たち、保護者たちが声をあげはじめました。現場の状況は? 人材や財源はどうする? 新聞記者7人が、保育をしばり続ける70年の「のろい」を一つひとつ解いていきます。
<もくじ>
はじめに
第1部 現行保育士配置基準下の子どもと保育士たち
1 子どもたちにもう1人保育士を!
2 やっぱり先生たちは大変だったんだ
3 保育全体に悪影響をおよぼす低い配置基準
第2部 70年の呪縛を解く――いま、配置基準を引き上げることの意味
1 保育士のがんばりに依存するのはもうやめよう
2 世界のスタンダードは少人数保育
3 小学校の少人数学級化の経験から見えること
4 どこでどんな家庭に生まれても、必要な保育が行き届く制度へ
寄稿 この本を手にとってくださったみなさまへ
子どもたちにもう1人保育士を!実行委員会 呼びかけ人 平松知子
保育・子育て・教育・福祉などを担当する大手新聞社所属の現役記者。現場のリアルとともに、当事者の思い、背景の構造的問題にも光をあて、発信し続ける。プライベートではお迎え時間ギリギリに保育園にかけこむ多忙な毎日という経験を共有。
浦島千佳(うらしまちか) 朝日新聞名古屋報道センター記者
加藤沙波(かとうさなみ) 毎日新聞中部報道センター記者毎日新聞
中井なつみ(なかいなつみ) 朝日新聞東京本社くらし報道部記者
田渕紫織(たぶちしおり) 朝日新聞子育て世代のページ「ハグスタ」編集長
奥野斐(おくのあや) 東京新聞社会部記者
堀井恵里子(ほりいえりこ) 毎日新聞東京本社くらし医療部デスク
伊藤舞虹(いとうまいこ) 朝日新聞名古屋報道センター記者