DETAIL
「子どもたちにもう1人保育士を!」を合い言葉に世論と政治を動かし、保育士配置基準を76年ぶりに改善させた空前のムーブメントとは何だったのか、さらなる一歩を踏み出した保育者・保護者たちが自ら語り明かす。
目次
第1章 運動の軌跡
1「あきらめない」にはワケがある
2 数字でみる「子どもたちにもう1人保育士を!」運動
3 活動日誌とタイムライン
第2章 編み出された10の流儀 ――何が運動を前進させたのか
1「負」ではなく「正」のエネルギーで未来を共有
2 一つの要求のもとにつながる
3 保護者とともに×保育者とともに
4 リーダーは置かない・メンバーは対等
5 誰もが声を出す会議運営
6 問題を可視化する
7 感動は熱いうちにみんなで共有
8「参加」のハードルを下げる
9 出されたアイデアは必ず実現
10「わたし」の言葉を「あなた」に伝える
第3章 一人ひとりのドラマの集積
1 山を動かした保護者と保育者の物語
2「声をあげる」の連鎖
3 新たな出会いと対話
第4章 「もう1人保育士を」のその先へ――事務局メンバー裏トーク
1「不適切な保育を考えるアンケート」をめぐって――激論の末に得たもの
2 見えてきた本質――たくさんの反響と向き合って
3 新しい時代の新しい手つなぎ――互いに異質なままで
寄稿 保育運動の新たな時代――世界中の保育者たちが指し示すよりよい未来への道筋 大宮勇雄