DETAIL
今日一番のうれしい出来事を、胸にたまったモヤモヤを、ひとまず言葉にしておこう。そうやって綴られた「ナラティブ」は、同僚の率直な応答を呼び起こし、ありのままの「私」を出し合える信頼の土壌となっていく。ある新設園が見出した「互いの保育を共有する」新しいかたち。
ようこそ、保育の森へ
子どもと生きる瞬間を、その手ざわりのままに描きたい――倉橋惣三や津守真らが追い求めた記述の世界、その試みにあふれた一冊。何かを「する」よりも、「いる」ことを基底においた実践が生みだす全体性(エコロジー)がみえてくる。保育界で数年に一冊あるかないかの実験的な本(優れた本)ではないでしょうか。
川田学(北海道大学子ども発達臨床研究センター教授)
目次
第一章 ナラティブツリーことはじめ
第二章 異年齢での暮らし〜上町しぜんの国の場合〜
第三章 保育のポリフォニー
第四章 ナラティブはナラティブを呼ぶ