DETAIL
心理師として保育施設や巡回相談などに携わるなかで、保育者や保護者、子どもたちのやりとりの間に起こる、思いの「ズレ」や「すれ違い」、わからなさ、通じなさ……、そうしたモヤモヤやイライラの経過をたどる。うまく言葉にならない思いや願い、戸惑いに耳を澄まし、すぐに意味づけたり、原因追究を焦らずに、保育の見え方を開いていく。寄り添うでもなく、子どもと保護者と保育者と、ともに歩く保育を掘り下げる。
目次
はじめに 「語られないこと」に耳を澄ます
第1章 話し合いのなかで保育を考える
保育者同士の話し合いの力
結論のない話し合いから気づく大切なこと
第2章 子ども同士をつなぐ
子ども同士のつながりをつくる言葉
日常の話し合いが子どもをつなぐ
子どもの思いをつなぎ続ける
「おかえり」が生まれるとき
第3章 子どもとのズレや違いに出会う
子どもとの関わりをおもしろがる
「手をつなぐ」ことの意味を考える
思いのズレとともにつながり続ける
当然とされていたものを見直す
第4章 子どものことがわからないとき
わからなさのなかにたたずみ支え合う
通じ合わないままつながる
子どもたちから学ぶ姿勢が出発点に
第5章 保護者との関係づくり
相手の関心に関心を寄せる
「伝え方」ではなく、感情を共有することから
すれ違いのなかで、ともに考えあう関係へ
『主任だより』が開いたもの
おわりに 導くでもなく、寄り添うでもなく、ともに歩く